ヴィーアシーノの紅蓮術士を使って暫く経った。リストは以下。

メインボード(60)
土地(16)
3《Volcanic Island》
1《島》
2《山》
4《沸騰する小湖》
3《汚染された三角州》
3《樹木茂る山麓》
クリーチャー(12)
4《秘密を掘り下げる者》
4《僧院の速槍》
4《ヴィーアシーノの紅蓮術師》
呪文(32)
4《渦まく知識》
4《思案》
4《目くらまし》
3《意志の力》
2《呪文貫き》
4《稲妻》
4《稲妻の連鎖》
3《溶岩の撃ち込み》
1《突然のショック》
1《発展の代価》
2《極上の炎技》
サイドボード(15)
1《意志の力》
2《狼狽の嵐》
1《紅蓮破》
1《真髄の針》
1《発展の代価》
2《粉々》
1《ゴブリンのクレーター掘り》
2《外科的摘出》
2《硫黄の渦》
1《霧の呼び手》
1《罠の橋》

ヴィーアシーノの紅蓮術士、強いか弱いかというより、厄介という印象を、感想戦から受ける。

・ヴィーアシーノの紅蓮術士のここが厄介

1.火力であること
フクロウがいても、ネメシスがいても、罰火を握られてても、2点である。
除去も壁も関係なく2点飛ぶ。厄介な壁、除去の厚い今だからこそ、初撃2点が確定しているのが偉い。疑似速攻と言われるが、今の環境では天地ほど差がある。

2.生物であること
2/1のボディは貧弱でも、無視したら2点クロックである。
出た時点で2点分の仕事は終えており、相手からすれば、除去を打っても丸損である。2点に収まってしまうのものの、嵐追いの魔道士をニターン目に出して1点、除去食らってそれっきりな可能性を考えれば、振れ幅としては大差ないというのが、使用感。
一度でも攻撃が通れば、もうボーナスタイムだ。

3.赤いこと
赤霊破の類が当たらない。当たり前の話だが大きい。これがどう響くのかは、後述する。

4.赤い生物火力であること
紅蓮破、赤霊破が効かず、生物だからピアスやフラスターも当たらない。
つまり、こいつを完全に対一交換を取るには、青霊破の類を合わせるしかない。
切羽詰まって、willを切るしかなかった人もいた。
赤い生物火力は、完全に対処する方法が、すごく限られるのだ。

5.URデルバーのゲームプランに合致していること
URデルバーは、ライフを詰めるデッキだ。ライフを詰めるデッキに、確実性の高い、ライフを詰めるカードが入っている。これが大事。
ライフさえ詰めていれば、あらゆるカードが驚異になる。これがクロパとバーンの、プレッシャーのはずだ。
こいつを出せば、とりあえずライフが減る。そしてさらに、パワー2がライフを減らしにくる。常に対処を迫れる。
負けている盤面でも、チャンプブロッカーだ。殴らなくても、cipで最低限の仕事はした。1ターンあれば、カードが1枚増える。そいつを本体に投げればいい。

対処を迫るのに、完全な対処法が少ない。これが、このカードの厄介さの原因だと思う。
また、自ターンの動きが減るコンボ相手にも、パワー2が安定して出せるので、果敢できずにもぞもぞすることがない。
いつでもどんな相手にも最低限の仕事をする、という点で、取り回しもいい。
手札でだぶつくと流石に苦しいけれど、それは他の生物でも同じだろうし、逆に、叩いたら叩いただけ強いこともある。コントロール相手とか。

現状一番大きな難点は、デスタクみたいなバリバリのクリーチャーデッキへの耐性が落ちること。
地上はすぐ止まるし、流石にあそこまで生物が多いデッキと殴り合いするには向かない。サリアの先制で、相打ちも取れない。
このマッチアップばかりは、嵐追いの魔道士の方が強い。この手のデッキは除去も薄いし、長く生き残る飛行生物だからね。

次に、コイツを強く使うために、デッキを曲げる必要があること。
火力過多の構築になるので、コンボ相手に、抜ききれなかった火力がだぶつくことがある。キルターン短縮になるとはいえ、キープしづらくなる。カウンターの数が足りなくなるから、初動は弾けても、二の矢で撃ち漏らすんだよね。
まあ、昨日思いついたトンチキサイドボードで解消できそうではあるんだけど。対クリーチャーデッキの方も、似たようなアプローチでなんとかなりそうだし。
にしても誰か、溶岩の打ち込みの代わりに定業を入れたリスト試してみてくれないかな。



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